気の向くままに身に纏っていた幼少期。
柔らかで心地良い記憶を置き去りに、
いつしか消去法がルーティンに。
手間なタスクとして億劫にすら写りました。
“らしさ”はファントムかもしれない。
そもそも、“らしさ”とは。
日常から辿ると顕になる私の価値基準、物差し。
“無い“から“有る“への変換。
そして迎えた門出、魅力の再発見。
この “らしさ“に追求した経験から。

例えば、私が女性の体であること、
丸みを帯びていることを隠す必要はない。
むしろ魅力であることに気づけるような、
不意に自分を抱きしめられるようなきっかけになれたら。
それは、安易なセクシーさの表象ではなく、
内に秘めた本質を解放して、
むしろ誰にも媚びずに自由に生きる手段であり、
潜在的に持っている
揺るぎない芯を感じる一面だと考えます。

風に左右されることなく、
自分軸で生きている太陽の仕来たり。
いつしか周りに光を灯す可能性さえ秘めている。
まずはありのままの自分を認めて、温めてあげたい。
自己が満ちて、初めて相手を温められるのかもしれない。
それは、心身ともに如何に健やかな自立(自律)でしょうか。 私が“私“であることを
至極素直に愛おしむ瞬間の一助になれたら。